「え、投資ってギャンブルみたいなもんでしょ?」
僕もこういうこと言われます。
ただ、全然違います。
「投資ってギャンブルでしょ?」というのは「イケメンは遊び人でしょ?」って言ってるぐらいもったいない見方です。
ただ、「イケメンは遊び人」だと思いこんでいる人に、いくら「遊び人じゃない!」と説明しても聞く耳を持ってくれないんですよね。。
この下に、投資とはなんなのか、ギャンブルとはなんなのかはっきりさせます。
投資は事業、ギャンブルは勝負
難しい話はしないので、一瞬だけ広辞苑に登場してもらいましょう。
広辞苑で投資と引くと。
とう‐し【投資】
広辞苑第六版
利益を得る目的で、事業に資金を投下すること。出資。
辞書でも結構シンプルな書き方をしていますね。
投資とは、利益を目的として事業にお金を出すこと、ですが、このことを「ギャンブル」というのはどうでしょう。
ちょっと僕は違和感がああります。
ただ、まだ投資とギャンブルの違いははっきりとはしていませんね。
投資は、利益を目的として事業にお金を出すこと、に対して、ギャンブルを広辞苑で調べると。
ギャンブル【gamble】
広辞苑第六版
賭けごと。ばくち。投機。
当たり前ですけど、ギャンブルは英語なので、日本語にすると賭博(とばく)ですね。
賭博の意味は、こうです。
と‐ばく【賭博】
広辞苑第六版
金銭・品物を賭けて勝負を争う遊戯。
お金や物を賭けて勝負する遊びのことを賭博、というようです。
これをさらに分解すると、
- お金を掛けること
- 予測できないこと
- 遊びであること
- 勝負であること
- 期待値が1以下であること
お金をかけること、予測できないこと、遊びであること、はわかると思います。
勝負であることというのは、勝ちか負けか、勝敗が決まるものです。
最後の期待値が1以下というものが少し分かりづらいかもしれませんが、期待値というのは
「それをしたらどれだけ期待できるのかということ」
宝くじは1枚300円で購入したら、150円になって戻ってきます。
宝くじって、買うとだいたい半分になってしまうんです。
100万円分宝くじを買えば、50万円になってしまうんですよ。
これを、期待値0.5と表現します。
それ以外の、競馬や競艇などの期待値は0.75です。
なぜ、期待値が1を下回るのかというと、運営、つまり胴元が元本から抜いているからですね。
競馬や競艇は、皆から1億円を集めて、7,500万円を皆に分配するという形です。
2,500万円が胴元の収益となります。
このように、期待値1以下のものは、続ければ続けるほどマイナスになるんです。
ギャンブルとは、「運営の元で将来が予測できないものにお金を掛けて勝負をする遊び。」
無理やりまとめるとこんな感じですね。笑
ただ、言葉で表すとこんな特に違和感はない気がします。
ギャンブルについてもわかりましたね。
それでは本題の、投資はギャンブルと何が違うのか。結論です。
投資はギャンブルではない
おさらいですが、投資は「利益を目的として事業にお金を出すこと」でした。
株式投資で考えます。
株式投資がギャンブルの要素に当てはまれば、投資はギャンブルということになります。
逆に当てはまらなければ、ギャンブルではないと同時に、なにが当てはまらなかったのかがわかるので、投資とギャンブルでは何が違うのかが判明します。
ギャンブルを構成する要素に当てはまるものに丸を付けます。
全て丸が付いたら、投資はギャンブルということです。
- お金を賭けること ◯
- 予測できないこと ◯
- 遊びであること ✕
- 勝負であること ✕
- 期待値が1以下であること ✕
結論、株式投資はギャンブルではなさそうですね。
丸が付いたのは、お金を賭けること、予測できないこと、の2つでした。
お金を賭けること
投資は利益を目的として事業にお金を出すことなので、該当します。
予測できないこと
未来予知なんて誰にもできないわけですから、これも該当します。
ただ、遊びではないし、勝負でもありません。また、経済はこれまで成長し続けていますし、これからも成長を続けていきます。
投資はギャンブルではない、ということがわかっただけでも、少し投資への見方が変わったのではないでしょうか。
こちらで、投資を世界一わかりやすく解説してみた。という記事で解説してるので、投資はギャンブルではないということがわかっても、投資そのものについてもっとちゃんり知りたい。という人は、ぜひそちらも読んでみてください。